資格はただの営業許可証。そこからどんな質を重ねていくかが講師の仕事。

 

 白い斑毛の馬に乗って部族間の連絡係をしているうちにいつの間にか司令官⁉

 

ヒプノセラピーの学習を深めに広島まで行ってまいりました。

ヒプノセラピーとはNLPのお母さんのような分野であり、催眠療法です。

催眠療法は人類の歴史上もっとも古くからあるセラピーです。

催眠は日本ではオカルトのような扱いをされているようですが、世界で最も医療が発達しているアメリカにおいては先進医療処置扱いをされています。また、イギリスやオーストラリアでは医師や看護師が科学的処置と合わせてヒプノセラピーを同時に施術することもあります。

 

▼病は気から

(無意識)にアプローチすることで、身体の反応が変わります。

イギリスのキャサリン妃が毎回元気に赤ちゃんを産んで3日目ぐらいには公の場で美しい姿でお披露目をしているのはご存じのとおりですが、ここでもヒプノセラピーを使って分娩を行っています。

プロの催眠療法家にかかると『痛み』が、通常感じる痛みではなく、『治療のための感覚』に変わるので辛く苦しいものではなくなります。

深く広い範囲でメンタルブロックを取り去ることができるので、ヒトが持つポテンシャルを最大限まで解放することができるようになります。

言葉だけを使い、薬や外科的処置を行わないので負担が少ないことも特徴の一つです。

痛みやガンといった重度の病にもアプローチすることができるため、薬や多くの費用が掛かる外科的処置を減らすことができ、税金を使う社会保険・医療保険の削減にもなります。

本人が本心から「嫌だ」と感じていることにはアプローチができないようになっているので、とてもエコロジカルにアプローチもできます。

 

NLPはこのヒプノセラピーでできるプロセスや効果を即効性が出るようにピックアップしたものです。

 

特に専門的知識がなくてもNLPでは効果を出すことができますが、やはりイレギュラーや根本的な構造理解を深めていくにはヒプノセラピーの基礎知識が必要になります。

 

私が今回学んだのは「誘導」と「年齢退行」「前世療法」でした。

誘導とは、普段、頭を使ってガチガチになってしまっている状態をほぐし、より柔軟な部分へ到達することができるアプローチです。

このアプローチはクライアントのタイプ別に種類が用意されているスクリプト(台本)を呼んで意識と無意識の壁を緩ませます。

そして自分の基礎部分を作っている胎内と幼児期にまでさかのぼり体験を再度学びなおす退行療法、前世というメタファーを使ってイメージで癒す療法を行います。

 

不思議なことに、催眠状態に入って記憶をたどると思い出すことはなかった小さいころがありありと思い出すことができます。

前世も同じく、想像力がどんどん緩んでいくので、まるでその場にいるかのような風・温度・疾走感や匂いまで感じます。

 

この日私が見た前世はチベット民族のひとりでした。

1200年初頭の戦争中、部族間抗争をしており、最後は大きな国に取り込まれて一生を終えます。名前はアーリャという青年で、部族のリーダーをしています。西チベットとロシアの間、アルタイのあたりが舞台です。

ヒマラヤ山脈を信仰しており、騎馬と弓矢を使って領土を守っていました。

いろんな国が領土争いをしていましたが、特にひどかったのがイルハン国。小国間で連盟を組んだところにイルハンという国の王様がやってきて、荒らしまくってくれるのを交渉で和平に持ち込みました。最後はイルハン国の役人になって王様を看取ります。地域は平和になったけど、最後まで王様が何がしたかったのかよくわからず、ヒマラヤに還ることを願っているような一生です。

 

調べてみると1200年ごろ、本当にイルハンという国があったらしく、まんざらご縁がないわけでもないのかな?とも思ってみたり。

私は前世を信じない人間ですが、この療法のすごいところは想像力を最大限に発揮させて多くの気づきを与えるところです。壮大なストーリーが自分を主役に広がっていくので、まるで映画や小説を見ているような感覚があります。

 

この前世を見た後、同じ日に”スーホの白い馬”を翻訳された大塚勇三さんが亡くなられてことを知りました。

もしかしたら何か感じ取っていたのかもしれませんね。

 

人間はまだ、科学では証明できない多くの可能性を持っています。

科学の範囲内で行動をするか、それとも未知の部分を科学で証明をしていくか?

今回の療法で得た学びは『理は一つではない』ということでした。

ヒマラヤ山脈は世界で最も高いところまで伸びています。

その山脈から流れ出る清水は一本だけではなく、何本もの支流になり、やがて大きな大河となって大地を潤し、大海へつながっています。

高いところから低い所へ水が流れるのは自然の理。これを変えることはできません。しかもそれは一本だけではなく、何本もあり、時には氾濫することも、流れが変わることもあります。

その理からどんな答えを出し、どう行動していくか?

自分で出した答えに自分自身で責任を持つことの重要さを学ぶことができました。

 

さて、このヒプノセラピーは台本があれば自分自身一人ですることも可能ですが、できれば他に台本を読んでくれるガイドがいるとより深めることができます。

NLPもヒプノセラピーも、どんな講師から学ぶかが非常に大事な部分。

当社では優れたセラピストとリンクして深い学びを得ることができる環境をご用意することができました!

 

NLPでスムーズなビジネス展開をしたいだけではなく、人間のポテンシャルの限界を見てみたい方はぜひお問合せください。