こんにちは
山田ミナです。
関西も緊急事態が解除されてから約2週間が経ちました!
私の住んでいる郊外あたりは人通りもほぼ元通りになり、スペースに余裕がある場所ではマスクをしない方もチラホラ。。。
都心部は今でも「3密回避」で少し間があるようですが、一時とくらべるとかなり人の流れが大きくなりました。
以前と変わらない『当たり前の日々』に戻ろうとする動きがありつつも
コロナ自体が収まっているわけではないので、生活様式そのものを変えていく必要に迫られているのは皆さんご存知の通りです。
しかし、ここで言う生活様式の変化とは何を指すのか? 具体的にどう変化すればいいのか?
ここが手探りの状態です。
各個人、また職種によっても大きく異なることかと思いますが
今日はコーチやカウンセラーなどのセミナー業をされている方向けに書いていこうと思います。
コロナ以前であればセミナーで人を集めてサービスを提供することができました。
評判の良い研修講師や、優れた講演家として収益を得ていた講師業にとって「3密回避」はなかなか厳しい条件です。
なぜなら人をできるだけ集めて盛り上がっている空気を作ることで
講師の成果、そしてセミナーの質が保たれる部分があるからです。
人を一か所に集める事が禁止されてしまったことで
今まで研修会社の属していた人は仕事が減っているでしょうし
個人で運営されていた方は社会世情的にセミナー告知しても集まりにくくなっているでしょう。
そもそも今のご時世で以前のように開講するのは
世間様にケンカを売ることになりかねません。
「内容に興味がある、好きな講師に会いたいと思う。
しかしコロナに感染したりうつしてしまう危険は避けたい。」
大多数の日本人はこのような意識を持っているでしょう。
この心理状態のまま参加しても、セミナーそのものに集中することは難しく、この前提条件では講師の方々の実力も発揮できません。
以前と同じ様式ではセミナーの本当に伝えたい「真芯」の部分が伝わらなくなってしまっているのです。
しかし、参加者同士の間に2M以上の距離を作り、衛生管理を徹底した中での集まりは緩和されてきています。
大きな企業や、サロンコミュニティ等、防疫衛生と人の動きの管理ができる集まりはすでに再開されているようです。
大きな研修会社に属している
信頼関係がしっかり築けているコミュニティを持っている方は
セミナー開催も可能でしょう。
ところが、今度は教室の確保が以前よりもハードルが上がっています。
元々7月~8月にかけては試験や研修、イベントが多く教室が取りにくい時期です。
そこに合わせていつもより広めの会場をとる会社が増えていること、
個室であっても換気のいい教室から埋まっていくタイミングになりつつあります。
私はいつもNLPのセミナー会場は人数に対してかなり大きい教室をとるようにしていました。
広い教室でランダムに動き回ることで成果を出すことが私の講座の持ち味だからです。
が、この教室が今年は例年以上に取りにくい。
5月の頭くらいまでは価格を下げて提供されていたのに
今や通常価格に戻っています。
教室を確保しても、今度は参加者が集まるかどうかも未定です。
今まで通りの告知では集まらないでしょう。
相当量の広告宣伝費
広い会場を貸切るための会場設備費
感染防止のための衛生管理費。。。
セミナーにかかる経費以上の費用が膨らみます。
もちろんコロナ感染を「気にしない」人もいるかもしれませんが、まだまだ少数派ではないでしょうか。
私自身も人が多い密集地にはできるだけ出かけないようにしています。
コロナ感染のリスクは避けたい顧客心理。
さらに、今は多くの人が財布のひもを締めようとしています。
暇つぶしやちょっとした自己啓発でセミナーに来る人は少なくなり
また、実売や成約にも結び付きにくくなっています。
そこでオンラインセミナーやWEB講座などを作る動きが出ています。
オンライン上であれば、教室代はまずかかりません。
アプリもZoomやMeetingなど日本語対応している安価で使いやすいツールがずいぶんたくさん出てきています。
時間や場所の制約を軽々と越えてしまえる可能性に多くの人が気付きつつあります。
まだ、リアルを超えるセミナーは試行段階ですが、じきにリアル以上の価値があるオンラインセミナーも出てくることでしょう。
講師と参加者との間に物理的距離があっても
心理的距離を感じさせないような、仮想感覚に臨場感を与える工夫がこれから必要になります。
人の心理、思考の仕組みを理解し、無意識と意識の構造にアプローチできる技術があれば
きっとこのコロナ禍も乗り越えられるのではないでしょうか。
今できることは、リアルセミナーが開催できるようになるまで「待つ」よりも
オンラインでも以前通り、あるいは以前よりも良い結果を出すことができる研究を進めることだと感じます。
遅かれ早かれオンライン化はいずれは求められることです。
この機会にしっかり準備を進めていきます!