NLPは言語を使ってアプローチするテクニックです。
なので、基本的には言葉がわかる状態でないと使えないと思われている方がほとんどです。
しかし実は…あるんです。
言葉がわからなくとも使えるNLPが!
よく泣く赤ちゃんや、言うこときかないごんたさん(※)でおつかれのお母さん!
ちょこっと楽になる子育てテクニックですよ~♪
※ごんた…関西地方の言葉で「わんぱく」とか「お転婆」といった意味を持ちます
NLPはアメリカで生まれたテクニックです。
多種多様の人種、言語、文化があり
それに応じて様々な価値観、役割、があります。
同じ言語を使っていてもその背景にある文化が違えば
常識が違うので、なかなか伝わりにくいですね。
「日本語話していても伝わるもんじゃない…」
さいきんは日本語を話す海外の方も多く、店頭で直接対応されている方や
海外留学生を雇用されている職場の方はよくご存じかと思います。
また、ごくふつうに職場や学校、夫婦・親子間でも
伝わらないことは多々あります。
そんな中でコミュニケーションによる摩擦をなくし、意思疎通をスムーズにする
直結速攻型コミュニケーションとして流行したのがNLP!
言葉や文化、年齢・世代が違っていても
微細な観察力と行動パターンを認識することで
本質的な部分を近いすることができるようになります。
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さて、赤ちゃんに使えるNLPとは?
それはアンカリングです。
アンカリングとは条件反射を意図的に起こさせるテクニックです。
NLPの基礎であるアンカリング
しかし、実はNLPトレーナーの中でも苦手な人が多い分野です(笑)
アンカリングが最も効果的にかかるポイントは以下4つ
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経験の強さ
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アンカリングのタイミング
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刺激の独自性
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刺激の復元
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回数
どうも、①を引き起こすまでのイメージワークと②が難しいらしく
当スクールに来られる他社さんの受講生さんで間違ったアンカリングを
学んでしまった方を多く見ます。
■■■赤ちゃんにうまくアンカリングをかけるには?
赤ちゃんは言葉がまだ未熟なので、再現した状態にアンカーをかけることはできません。
なので、1番効果の強い“今、起きている状態”にアンカーをかけます。
赤ちゃんが居心地よい、幸せだ、とても満足している時に
身体のいずれかの場所にアンカリングをかけます。
満足しているときを示す身体特徴…これを観察するポイントが瞳孔の大きさです。
実際、NLPを知らなかったときに産んだ長女
NLPを使って生まれたときから育児をしている次女
どちらも同じようにたくさん抱っこをして育てましたが、
明らかに意図的にアンカリング抱っこをした次女の方が
興奮した後の落ち着きが早くなりました。
寝る前のむずがりや、夜泣き、何か泣きたい事があるときに
アンカリングで再現させると落ち着くようになります。
いつまでもひーひー泣いたり、どうしようもできないということはありません。
また、うれしい時に抱っこをしてもらえる習慣は
本人にとっても居心地の良いものらしく
電車の中や順番待ちの最中など、ひざの上でおとなしくすることができるようになります。
個人差があるので、成功するかどうかは
タイミングと回数次第です。
悲しくなって、怒りたくなってギャンギャン言い始めてから
あわてて抱っこするよりも
嬉しい時、楽しい時、満足しているときこそ、たくさん抱っこしておくと
赤ちゃんにとっていいことがどんどん蓄積されていきます。
そうすることで赤ちゃんは抱っこされているときに
そしてお母さんにも幸福感があることを知り、強い信頼関係を結ぶことができます。
これは無意識的に社会との結びつきを強くすることにもなります。
世の中には幸福がある、ちゃんと安全な場所があると知っている子供は強いです。
やがて大きくなって、言葉で説明する必要が出てきたとき
かけたアンカリングが落ち着きを取り戻させます。
指導=嫌なこと、怖いこと
にならず、無意識にアンカリングされた幸福感とともに
聞くことができるようになります。
(ちなみに次女にはまた別のアンカリングをかけているので、同年代の子供と比べると精神的に安定しています。)
否定的な強い言葉や、大きな声で怒鳴りたくない
でも実際はとっさになるとやっぱりやってしまう…という方は
ぜひ、お子さんがいい気持ちの時、笑っているときにアンカリングをかけてみてください。
このときのコツはお母さんも一緒になってご機嫌になること。
繰り返し続けると、きっとお母さんの
本当に心配している言葉がまっすぐ届くようになりますよ♪