NLPってなんだろう、と考えた時にですね
個人的は『処世術』の一つだな、と感じたことがあります。
一人で生きていく分には
コミュニケーション能力とか
自己との対話とか
人を動かす影響力なんて必要ないんです。
でも、社会の中で生きていくなら
協力してもらうために信頼関係を結ばないといけないし
どんな環境や役割を持っていようとも、結果を出さないといけないし
仕事も生活も一回これっきりではなく、毎日毎日続くものなので
いつも自分の精神状態を整えておかないと
まともに続けることは出来なくなる。
これがたまにしんどいんですよね。
もちろん自分が今いる環境は
自分が今まで選んできた行動の結果だとはよくわかっているので
目の前の小さな障害に文句なんかつけたくないんです。
これくらいは簡単に乗り越えられることを証明したくなるんです。
で、やる気のある状態をがんばって作って
毎日少しづつ乗り越え続けていくと
なんとなく形になってくる。
少しづつ自信がついて
ちょっとは自分も一人前の片端くらいは担えているかな？
という自覚も出てくる。
で、そんなころにまた壁が出てくるんです。
次の乗り越えるべき壁が出てくる。
最近は情報が早くなっていますし、
仕事の量だけでなく、効率の良さも求められているので
アップデート期間がめちゃ早くなっていますよね。
このちょっとの壁を乗り越えて
自信と自負とつけて
また壁を乗り越えるスパンがめちゃ短くなっています。
息切れして、（なんか、もういいかな…）となっちゃっている人もよくいます。
自分の道を見つけて、走る先を変更したならいいんですが
将来がふと不安になって、自分の道を探すために
小休止している状態はちょっと心配です。
そんなときって
周りがすごくよく見えるんです。
休むことに集中できなくなる。
休んで周りを見渡して
自分の今いる位置をしっかり確認して
ナビの設定をし直してまた前に進む…んじゃなくて
周りをビュンビュン走っている『ような気がする』人たちに
ビビっちゃうんですよね。
置いていかれるような寂寥感
自分だけさぼっているような罪悪感
なんか大事なものを忘れているような忘失感
んで、またこういうのを吹き飛ばすために
また走り始めます。
別に特別なことでもなんでもなく、
こういうことは誰にでもあると思います。
ながく続けることができた人
才能があるように見える人
特別なポジションにしれっといる人
こういう人が『すごく』見える
すごい人にはすごいなりの行動パターンがあります。
本人たちにこういう悩みがないとは言いきれませんが
”成功”に見える行動パターンは必ずあります。
何十年にもわたって長く続けることができる理由
人前や大事な商談の場所で上手に説明できる特別なプレゼン能力
人脈がなくともコミュニケーション能力だけであっという間に上層部に食いこんでしまう人
そこに至るまでの心身ともに外見も中身も
万全に整え、しかもそれが自分だけではない。
自分だけの”我”にとらわれず
周囲に対する配慮と影響力を上手に活用して
最終的にみんなが成功するルートをとることができる
こういう自他ともに成功する行動パターン
世間をうまく世渡りする処世術が
NLPだと思いました。
なので、本当は社会に出る前に
親が子に
学校が生徒に
教えることができたら
面接で企業のビジョンや理念、実績にたいして、
もっと自分の志望や経験とすり合わせることもできるようになるだろうし
そもそも自分の将来の方向性を、ただなんとなくみんな大学に行ってるから
周りが大学行けっていうから…、安全を確保するために
借金背負って進学する子も少なくなるだろうし
留学や目指す希望ルートがあるにも関わらず
周りの反対を押し切れず、また自分にとって必要なリソースが
十分集めきれずに夢をあきらめてしまう子も少なくなるだろうし
とすると、企業も面接を流れ作業ではなく、もっと意見を交換して建設的に進めることができるし
行動特性がわかった上で、さらに行動特性に沿った言語パターンを使いこなせば
就職して投資まくってすぐに辞めてしまうような社員を防げるし
才能を磨きまくった天才たちがもっと世の中に
増えるのではなかろうかと。
そうしたら、経済もうまくまわるようになるのになぁ
と思ったのです。
自分で自分のご機嫌取りも含めて面倒を見ないといけない社会
でも、その面倒の見方は誰も教えてくれないのです。
処世術は社会の中で学ぶもの
そう大人は言いますが
大人でも良くわかっている人は少ないのです。
だからうまく教えられない
NLPはその辺が上手に構成立てられています。
誰でもわかる超簡単なことばかり。
誰もが欲しかった技術で
誰も教えることができないことです。
